ディスクリプションのSEO上の効果とは?設定方法や効果的な書き方を紹介
検索結果上でのWebページのクリック率を向上させるには、ディスクリプションの設定がおすすめです。ディスクリプションを設定することで、SEO上でも間接的な効果が期待できます。
しかし、具体的にどのように書けばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ディスクリプションの設定方法や、効果的な書き方についてご紹介しています。
Webサイトを運営している方はぜひ参考にしてください。
ディスクリプションとは
ディスプクリプションは「説明」の意味を持つ単語で、SEO上では検索結果画面の記事タイトルの下に表示されるテキストを指します。Webページの概要をGoogleに伝える役割を持つメタタグの1つです。
メタタグとは検索エンジンにWebページの情報を知らせるためのもので、HTML文書でheadタグ内に記載されます。
また、ユーザーはディスクリプションを見て、記事の内容に自分が求めている情報が含まれているかどうかを判断しています。
Webページのクリック率に影響するため、ディスクリプションを適切に設定することが重要です。
ディスクリプションとメタディスクリプションの違い
ディスクリプションはメタディスクリプションとも呼ばれることがありますが、意味に違いはありません。
どちらも検索結果画面でタイトルの下に表示される、記事の概要を表したテキストのことです。
検索エンジンにWebページの要約を伝える役割を持っています。
最適な文字数
ディスクリプションを設定する際は、文字数に注意しなければいけません。
文字数があまりに少なすぎても記事の内容が伝えられませんが、長すぎると文章の途中で途切れてしまい、重要なキーワードが省略されてしまうことがあります。
ディスクリプションに表示される文字数はデバイスによって異なり、パソコンの画面では約150文字・スマホの画面では約50文字が目安です。
文章の前半に伝えたい内容を記述するか、サイトがどのデバイスから多く流入があるかを確認した上で、最適な文字数を設定することが必要となります。
SEO上のディスクリプションの効果
ディスクリプションは検索順位表示に直接影響しませんが、SEO上でさまざまな効果が期待できます。
ここでは、ディスクリプションの具体的な効果について解説します。
クリック率の向上につながることがある
ディスクリプションを設定することの大きなメリットは、Webページのクリック率向上につなげやすい点です。
キーワードでの検索結果にタイトルとその詳細内容がディスクリプションとして表示されていると、クリック率が上がると言われています。
ディスクリプションによってページの内容を的確に表示することで、ユーザーに「自分が求めている情報が載っている記事」だと判断してもらいやすくなるためです。
実際に「ディスクリプションがあるページは、ないページと比較してCTRが5.8%優れている」との調査結果が存在しています。
ページにメタディスクリプションを書き込むと、クリック率が高くなる可能性があります。メタディスクリプションのあるページは、ディスクリプションのないページよりも5.8%多くクリックされます。
Here’s What We Learned About Organic CTR
Googleにサイト内の情報を伝達する
ディスクリプションの役割は、Googleにサイト内の情報を伝達することです。
Webページの内容をGoogleに伝えることで、タイトルの下に記事の概要が表示されるようになります。
ディスクリプションを設定しなかった場合は、Googleが記事の内容を判断して自動で表示してくれますが、狙った意図とは異なる内容が記載されることがあります。
クリック率を上げるためにも、伝えたい内容に沿って自分でディスクリプションを記述するとよいでしょう。
SEOにおける間接的な効果が期待できる
ディスクリプションの有無によって、Googleの検索順位が大きく変わるといったことはほとんどありません。
Googleでも、以下のように言及されています。
Google は keywords メタタグをウェブ検索のランキングで使用することはありますか。
– 端的にいえば、使用しません。Google は Google 検索アプライアンスを販売していますが、そのプロダクトにはメタタグの一致機能が備えられており、keywords メタタグの含まれる場合があります。ただし、これは企業向けの検索アプライアンスであり、Google のメインのウェブ検索とはまったく異なるものです。Google のウェブ検索(Google.com 検索として知られている、数多くのユーザーが毎日使用する検索)では、キーワード メタタグは完全に無視されます。現時点で Google 検索のランキングに影響が及ぶことはありません。
Google検索セントラル – Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません
しかし、上記で紹介したような間接的な効果は期待できるため、できるだけディスクリプションを設定しておくことがおすすめです。
ディスクリプションの設定方法
ディスクリプションの設定方法には、HTMLで記述する方法とWordPressで記述する方法があります。
Webサイトの使用環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
これまでディスクリプションを設定したことがない方は、ぜひ参考にしてください。
HTMLで記述する方法
HTMLで記述する場合、<head>タグ内にmeta descriptionタグを記述することで設定できます。
meta descriptionタグは「<meta name=”description” content=”○○○”>」と表記します。
この「○○○」の中に、ディスクリプションとして表示させたい内容を記載しましょう。
WordPressで記述する方法
WordPressで「All In One SEO Pack」というプラグインを導入している場合、記事の編集ページで簡単にディスクリプションを設定できます。
画面を下の方にスクロールしていくと「AIOSEO設定」の項目が表示されるため、「説明」または「Meta Description」にディスクリプションとして表示させたい内容を記載しましょう。
効果的なディスクリプションの書き方
ディスクリプションには、ユーザーが「このWebページには自分が知りたいことが書かれている」と思えるような内容を記載する必要があります。
そのために、ユーザーが求める情報やクリックしたくなるようなキーワードを考えたうえで設定することが大切です。
ここでは、効果的なディスクリプションの書き方を解説します。
検索クエリに端的に答える形で設定する
検索クエリとは、ユーザーがGoogle検索で実際に使用したキーワードのことです。
検索クエリに端的に答える形でディスクリプションを設定することで、ユーザーから「検索意図を満たしているWebページである」と判断されやすくなります。
例えば、何らかの情報を知ることが目的のKnowクエリの場合、ディスクリプションに「〜とは」の形で検索クエリに対する回答を記述するとよいでしょう。
記事本文を書いてから考える
記事の内容が明確になっていない状態で、ディスクリプションを書くのは容易ではありません。
効果的なディスクリプションを設定するためには、先に記事本文を書いてから考えることがおすすめです。
記事全体を完成させることによってユーザーに伝えるべき情報が判断できるようになり、ディスクリプションも書きやすくなります。
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ディスクリプションが検索結果に反映されない原因3選
ディスクリプションを設定しても、検索結果に自分が書いた通りのテキストが表示されないことがあります。
ここでは、ディスクリプションが反映されない場合に考えられる主な原因を3つご紹介します。
Googleに不適切な内容だと判断されたため
ディスクリプションの内容がGoogleに不適切だと判断されてしまうと、ディスクリプションが検索結果に反映されません。
不適切な内容だと判断される例として、ディスクリプションに記載されていることと検索キーワードが一致していない場合や、内容自体が不適切な場合などが挙げられます。
ディスクリプションが検索キーワードや記事の内容と合っているか、Googleのガイドラインに違反するようなことを書いていないかを一度確認してみましょう。
クローラーに巡回されていないため
設定したディスクリプションは、クローラーに巡回されることによってGoogleに内容が伝わり、検索結果に表示されます。
そのため、ディスクリプションの内容に問題がなくても、設定したばかりだと反映されないことがあります。
適切なディスクリプションを設定したら、クローラーがWebページを訪問するまで待ちましょう。
必ずしも設定した文章が表示されるわけではないため
Googleでは、必ずしも設定した通りにディスクリプションが表示されるわけではありません。
クローラーがWebぺージを巡回した際に、検索エンジンによってディスクリプションが勝手に書き換えられてしまうことがあります。
この現象に対する明確な対処法は存在していませんが、自分が意図した通りのディスクリプションを表示させるためには、端的に質の高い説明文を書くことがおすすめです。
ディスクリプション設定時の注意点
ディスクリプションを設定する際には、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。
ここでは、具体的な注意点を2つご紹介します。
同じディスクリプションの文章を複数のページで使用しない
1つのページで設定したディスクリプションの文章を、別のページで使い回すことは避けましょう。
Webページごとにキーワードも記載されている情報も異なるため、他のページと同じディスクリプションを使用しても効果は得られません。
サイトのクリック率を上げるためにも、それぞれの記事に合ったディスクリプションを作成する必要があります。
キーワードをむりやり詰め込まない
ディスクリプションに検索キーワードを入れるのは効果的ですが、むりやり詰め込むと不自然な文章になってしまいます。
また、同じキーワードを何度も繰り返し登場させるなど、キーワードを羅列させるのもおすすめできません。
Googleが公表している検索エンジン最適化スターターガイドでも、ディスクリプションについて以下のように解説しています。
以下のことは避けましょう。
・ページの内容と関連のないメタ ディスクリプション タグを記述する。
・「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
・キーワードだけを羅列した説明を記載する。
・ドキュメントの内容全体をメタ ディスクリプション タグにコピー&ペーストする。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
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ディスクリプションを適切に設定することで、Webページのクリック率の向上が期待できます。
ユーザーが求めている情報やクリックしたくなるようなキーワードを入れ込みながら、記事の内容を端的にまとめた文章を作成しましょう。
ただし、ディスクリプションを複数のページで使いまわしたり、不自然にキーワードを羅列しないよう注意してください。
しかし、ディスクリプションはSEO対策に直接効果があるわけではありません。
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