Google検索で上位にこない原因は?上位表示させる方法やGoogleの検索順位の仕組みを解説
Google検索で上位表示されたページはユーザーの目に止まりやすくなり、アクセス数の増加が期待できます。しかし、ページを作成してもなかなか上位表示されず、お悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、Google検索で上位表示させる方法や順位を決定する仕組みについて解説しています。検索順位でお困りの方はぜひ参考にしてください。
Googleの検索順位の仕組み
自サイトのページが検索結果に表示されるためには、Googleにインデックスされなければいけません。
Googleでは、クローラーと呼ばれるロボットが検索エンジンを巡回し、Webページの情報を収集してデータベースに保管しています。この保管作業がインデックスです。
さらに、収集した情報を200以上の要因からなる検索アルゴリズムと照合し、検索クエリとより関連性の高い情報をランク付けすることで検索順位が決定します。
Googleではランク付けの基準を正式には公表していませんが、「ユーザーにとって有益な記事かどうか?」という観点で評価を行っているとされています。
記事がインデックスされているかの確認方法
記事がインデックスされているかどうかは、Google Search ConsoleでURL検査を行うことで確認できます。
具体的な手順は以下の通りです。
- Google Search Consoleを開く
- 左側のメニューから「URL検査」を選択
- 調べたい記事のURLを入力する
検査結果の画面に「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、その記事はGoogleにインデックスされています。
インデックスされていない場合は、「インデックス登録をリクエスト」をクリックしてGoogleにインデックスを依頼することが可能です。
Google検索で上位にこない原因6選
- そもそもインデックスされていない
- 記事コンテンツの質が低くユーザーが求める必要な情報が得られない
- Googleからペナルティを受けている
- サイトの運用歴が短い
- サイト運営者や記事の情報など専門性が低い
- モバイル最適化もされておらずユーザー体験が悪い
ページを作成してもGoogle検索で上位表示されない場合、サイトやページそのものに何らかの問題があることが考えられます。ここでは、Google検索で上位表示できずにサイト集客がうまくいかない原因を6つご紹介します。
そもそもインデックスされていない
Googleではインデックスされることで検索順位がつけられるようになるため、そもそもインデックスされていない記事は検索結果にも表示されません。
立ち上げたばかりのサイトに多く見られますが、開設からある程度時間が経っている場合、サイト側に何かしらの問題が発生していることがあります。
サイトデザインの問題でクローラーが巡回できないケースや、サイトポリシーでクローラーをブロックしているケースが存在するため、サイトの設定を一度確認してみましょう。
記事コンテンツの質が低くユーザーが求める必要な情報が得られない
SEOを意識したライティングや検索意図を意識した記事構成ができていないサイトは、Googleから「記事コンテンツの質が低い」と評価され検索結果で上位表示されることが難しくなります。
記事の内容が乏しかったり、他のサイトとほとんど同じ内容が書かれていたりすると、ユーザーは求めている情報を得ることができません。
Googleは、ユーザーの検索意図を満たしている記事を上位表示します。ユーザーの役に立つような、文字数も充実しており質も高い記事コンテンツの作成が必要です。
Googleからペナルティを受けている
記事の検索順位が大幅に下落したり、検索順位に表示されなくなったりした場合、Googleからペナルティを受けている可能性を考慮しましょう。
Googleのスタッフが目視で違反を発見して手動でペナルティを課すケースと、クローラーが自動でペナルティを課すケースが存在しています。
手動ペナルティの場合、Google Search Consoleで確認が可能です。ガイドラインに違反している旨の通知が来るため、該当箇所の見直しを行ってください。
自動ペナルティの場合は特に通知が来るわけではありませんが、ページがインデックスされているかどうかで判断できるケースがあります。
ペナルティを受けると検索順位に悪影響を及ぼすうえに、回復まで時間がかかることも少なくありません。Googleガイドラインに沿った記事の作成を心がけましょう。
サイトの運用歴が短い
サイトの運用歴が短いことも、検索順位で上位に表示されない原因の1つです。特に最初の頃はページがインデックスされず、そもそも検索結果に表示されないケースも存在します。
新規ドメインの場合、Googleからの信用を得るには最低でも半年〜1年はかかります。高品質な記事の作成を意識しながら、Googleに評価されるのを待ちましょう。
サイト運営者や記事の情報など専門性が低い
Googleの評価では、サイトや記事のEEATを重視します。E-E-A-Tとは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trusutworthiness(信頼性)」の4つの要素を組み合わせた造語です。
自サイトの専門性や権威性などが低いと判断された場合だけでなく、競合サイトのE-E-A-Tが高い場合に順位が低下することがあります。
運営者情報を記載したり、被リンクを集めたりすることで、サイトのE-E-A-T向上を目指しましょう。
モバイル最適化もされておらずユーザー体験が悪い
ユーザー体験が悪いサイトは離脱率の増加を招くだけでなく、Googleからの評価も下がってしまいます。
特に、Googleではモバイルサイトを評価基準とするモバイルファーストインデックスが導入されているため、スマホやタブレットでも閲覧しやすいかどうかは重要な要素です。
この他に、ページの表示速度やユーザーの操作に対する反応速度もユーザー体験に影響しています。
検索順位がなかなか上がらない場合は、ユーザー体験が悪くなっていないか確認してみることがおすすめです。
Google検索で上位表示させる方法
これまでGoogle検索で上位表示されない理由をご紹介しましたが、一方で検索順位を上げるための方法も存在しています。サイトを運営している方はぜひ参考にしてみてください。
検索上位記事との差分を埋めて独自性のあるコンテンツを制作する
検索上位に表示されている記事は、検索ユーザーのニーズを満たせている可能性が高くなります。
自ページの検索順位を上げるためには、検索上位記事との差分を調査し、その内容を網羅することは最低限欠かせません。
ただし競合サイトとあまりに内容を似せすぎると、コピーコンテンツとして低評価を受けてしまうリスクがあります。
オリジナル画像や一次情報を追加し独自性を出すことで、検索上位記事と差別化をはかることが大切です。
発信内容やドメイン、執筆者情報などでのEEATを高める
EEATが高いサイトはGoogleから評価されやすく、検索順位を上げることにつながります。
執筆者やサイトドメインといった発信者のEEATを高めることと、発言内容のEEATを高めることの2つの観点からサイトを運営していくことが重要です。
それぞれの要素における経験・専門性・権威性・信頼性をまとめると以下のようになります。
作成者 | ドメイン | 運営元 | 情報 | |
---|---|---|---|---|
経験 | 資格/実績等 | 運用歴 | 事業内容 | 記事数/ソース |
専門性 | 資格/実績等 | 運用歴 | 事業内容 | 記事数/ソース |
権威性 | 資格/実績等 | 被リンク | 指名検索数 | 引用されてるか |
信頼性 | 資格/実績等 | 被リンク | 指名検索数 | 引用されてるか |
ページスピードの改善やモバイル最適化などをしてユーザー体験を向上させる
ページを検索上位に表示させるには、ページスピードの改善やモバイル最適化などによってユーザー体験を向上させることも重要です。
Googleでは原則として「ユーザーの検索意図を満たすページかどうか」を評価基準としていますが、ページの質が同程度の場合、ユーザー体験が高いサイトが優先されます。
公式サイトでも以下のように掲載されています。
ページ エクスペリエンスは重要ですが、それでも Google は、ページ エクスペリエンスが劣っていても、全体的に価値の高い情報を含むページを上位にランキングするようにしています。つまり、いくらページ エクスペリエンスが優れていても、コンテンツが優れたページを上回ることはありません。ただし、関連性が同程度のページが多数存在する場合の検索ランキングにおいては、このページ エクスペリエンスが一段と重要になります。
Google 検索セントラル – ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について
Google検索で上位表示させるためのNG対策
Google検索で上位表示させるために行っているはずが、実際は逆効果になってしまう対策も存在します。ここで取り上げるNG対策を実施している場合、すぐに改善することがおすすめです。
有料リンクの購入による不正なリンクの量産
良質な被リンクはGoogleから評価の対象になりますが、無関係な被リンクをいくら紐付けても、検索順位やドメインパワーのアップにはつながりません。
特に、有料リンクの購入はガイドライン違反に該当し、Googleからペナルティを受けることもあります。
しかし、一部の SEO やウェブサイトの所有者は、リンクの品質、ソース、自分のサイトに与える長期的な影響を無視して、PageRank を転送するリンクの売買を行っています。PageRank を転送するリンクの売買は、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトのランキングに悪影響を与える可能性があります。
Google 検索セントラル – 有料リンク
必ずしもすべての有料リンクが違反になるわけではありませんが、検索順位を上げるためには、ページの質を高めて自然な被リンクを受ける方が確実です。
専門性を高めるための低品質なページの量産
専門性の高い記事はGoogleで上位表示されやすくなりますが、低品質なページの量産はかえって逆効果です。
オリジナルの内容がほとんどないページはユーザーにとって価値がありません。そのようなページのみで検索順位のアップを狙うドメインは、ペナルティの対象になってしまいます。
Googleでも以下のように述べられています。
Google の検索結果におけるサイトのランキングを上げるうえで最も大切なことは、情報を豊富にして、コンテンツのテーマを示す関連性の高いキーワードを適切に含めることです。ただし、ページのランキングを上げる目的で、語数は多くてもオリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったくないページを作成して、ユーザーの関心を引こうとするサイト所有者もいます。Google では、無断複製されたページや、オリジナルのコンテンツがほとんどなくユーザーにとって価値のないページを表示することでランキングに入ろうとするドメインに対して、処置を取ります。
Google 検索セントラル – 質の低いコンテンツ
タイトルや見出しへの対策キーワードを大量にページ内に詰め込み
タイトルや見出しにキーワードを入れ込むことは有効なSEO対策の1つですが、むやみやたらと詰め込みすぎないよう注意しましょう。
Googleのガイドラインでも、不自然なKWの詰め込みはペナルティの対象にもなると記載されています。
「キーワードの乱用」とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。キーワードの乱用では、(自然な文章としてではなく)リストやグループの形式を使ったり、関連性のない場所でキーワードが記載されたりする傾向があります。ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザー エクスペリエンスが低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります。文脈に合ったキーワードを適切に使用した、情報に富んだ有用なコンテンツを作成することに焦点を合わせてサイトを運営してください。
Google 検索セントラル – 無関係なキーワード
Googleの検索上位表示にお困りの方はウェブココル株式会社へ
Googleの検索結果で上位表示させるには、高品質なページを作成することと、サイトのEEATを高めることが必要不可欠です。また、モバイル最適化やページスピードの改善といった、ユーザー体験の向上についても忘れずに対策を行いましょう。
オウンドメディアのページが検索上位に表示されないことでお困りの方は、ウェブココル株式会社までご相談ください。少数精鋭のコンサルタントにより、SEOに関する最先端の知識や対策案をご提供いたします。