インデックスされない原因や対策方法まとめ|インデックスされるまでの時間についても解説
「Googleの検索結果に、新しく公開した記事が表示されない…」といった経験をされたことがある方もいるのではないでしょうか?そういった検索エンジン上に記事がインデックスされない原因や対処法がわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Webサイトがインデックスされない原因や解決方法を紹介します。インデックスに関することでお困りの方はぜひ参考にしてください。
インデックスとは?
インデックスとはSEO用語で「Webサイト情報の登録」という意味です。
検索エンジンでは、クローラーというロボットがサイト内を巡回して文書や画像などの収集を行っています。集めたサイト情報を分析してデータベースに登録する作業をインデックスといいます。
WebサイトをGoogleなどの検索結果に表示させるためには、データベースへのインデックスが必要です。インデックスされていないWebサイトはGoogleなどでキーワード検索を行っても検索結果には表示されません。
インデックスされているかどうか「site:」を利用して調べる
Webサイトがインデックスされているかどうかは、Googleで「site: (調べたいWebサイトのURL)」と入力して検索することで調べられます。
検索結果に調べたいWebサイトが表示された場合、検索したページはインデックスされている状態です。反対に、検索結果に「(調べたいWebサイトのURL)に一致する情報は見つかりませんでした」と表示された場合はインデックスされていません。
サイト全体だけでなく、サイト内のページごとの検索も可能です。例えば、ブログ内の特定の記事がインデックスされているかどうか知りたいときにも活用できます。
2024年5月以降、SERPs上で上記表示が見れなくなってしまいました。
インデックスされない原因
Webサイトがインデックスされない原因には、サイトの内容によるものから設定ミスによるものまでさまざまなケースが考えられます。
ここではWebサイトがインデックスされない原因をご紹介しますので、ぜひサイトを修正する際の参考にしてください。
不正がある・ガイドラインに違反していると判断されている
Webサイトに不正やガイドライン違反があると判断されたために、ペナルティとしてインデックスが削除されている場合があります。GoogleではWebサイトの品質向上・維持のために品質に関するガイドラインが設けられており、違反したWebサイトはペナルティの対象です。
ペナルティを受けるとサイトの評価が落とされるため、結果として検索順位の大幅な下落やインデックスの削除が発生します。ペナルティを受けないように、ガイドラインの内容を十分に理解しておきましょう。
品質に関するガイドラインは以下の通りです。
・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
Google – ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
他にも、Googleではコンテンツの自動生成や複製、誘導ページなども禁止されています。
もしペナルティを受けてしまった場合はWebサイトを修正し、Googleにペナルティ解除の再審査リクエストを送信しましょう。
サイト自体の質が低い
サイト自体の質が低いとGoogleに判断されてしまうと、クロール頻度が下がり、結果的にそのサイト内のコンテンツがGoogleにインデックスされない状況に陥る可能性があります。
質の低いサイトの例として挙げられるのは、画像ばかりのページや文章がほとんどないようなページが多く含まれているケースです。このようなページはサイトの質を下げるどころかインデックスされない要因にもなってしまいます。
また、アクセス解析を使って質の低いページを探すことも可能です。公開してから時間が経っているのにユーザーの流入がほとんどないページは質が低いと判断されています。
新規ドメインのためクローラーがサイトを見つけにくい
新規ドメインを取得してからクローラーにサイトを見つけてもらえるまでに、数週間から数ヶ月程度かかります。
そのためワードプレスなどで新しくWebサイトを立ち上げた場合、クローラーにまだ見つけられていないためにインデックスされていないことがあります。
早くインデックスしてもらうために、内部リンクを適切に設置してクロークを促進する・外部リンクを獲得するなどの方法がおすすめです。
robots.txtの誤った設定によりクローラーがページを巡回できていない
robots.txtとは、クローラーがサイトを訪れる際に最初に読み込むファイルです。クローラーに「このサイトをクロールするかどうか」の指示を出す役割を持っています。
robots.txtの中に「disallow」という記述がある場合、クローラーに「このサイトをクロールしない」という指示を与えていることになります。
サイトがインデックスされない場合はrobots.txtの中身を確認し、「disallow」があれば削除してから再度アップし直しましょう。
noindexの誤った設定によりクローラーがページを巡回できていない
noindex設定を行ったページはインデックスされなくなり、検索結果に表示されなくなります。エラーページやサンクスページなどに設定されることが多く、使い方によってはGoogleからの評価が下がるのを防ぐことが可能です。
インデックスされないページがある場合、誤ってnoindex設定を行ってしまい、クローラーがページを巡回できていない場合があります。
検索結果に表示させたくないページ以外は基本的に設定を外しておきましょう。
canonicalの誤った設定によりクローラーがページを巡回できていない
本来、canonicalの設定は重複しているページがインデックスされないようにすることが目的です。
ひとつのサイト内に似たような内容のページが複数存在していると、Googleからの評価が下がってしまいます。そのため、評価してほしいページのURLをcanonicalタグで記述しておくことが必要です。
しかし、canonicalタグの記述にミスがあると検索結果に表示させたいページがインデックスされなくなってしまいます。canonicalタグを使用している場合は記述場所の間違いや入力ミスがないか注意しましょう。
\ サイトの上位表示が得意 /
記事をインデックスさせる方法
Webサイトで新たに記事を公開しても、クローラーに見つけてもらわなければインデックスされません。
Googleにリクエストを送信したり、Webサイトを見直したりする必要があります。
ここでは、記事をインデックスさせる方法をご紹介します。XMLサイトマップを作成しサーチコンソールでリクエストを送信する
新規ページを公開したときやインデックスされていない記事を見つけたときは、サーチコンソールでインデックス登録のリクエストを送信することで、クローラーがサイトを訪れるよう促すことができます。
また、記事がインデックスされやすくなるようにXMLサイトマップを作成しておきましょう。XMLサイトマップの役割はサイト内の情報を検索エンジンに伝えることです。クローラーがサイトを巡回しやすくなり、結果的に記事がインデックスがされやすくなります。
内部リンクを貼り、アンカーテキストに記事タイトルを入れる
記事の中に内部リンクを貼っておくと、Googleなどの検索エンジンが記事を発見しやすくなります。内部リンクとは自分のサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。
ただし、質の低い記事とリンクするとサイトの評価が下がる原因になってしまいます。検索エンジンに評価されている記事やトップページからリンクを貼ると効果的です。
またアンカーテキストで内部リンクを設置することで、サイトのユーザビリティが向上しGoogleからの評価も高まります。できるだけ記事タイトルを入れるようにしましょう。
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記事の統合や削除をする
サイトの評価を上げるためには、必ずしも記事を増やせばいいとは限りません。
内容が重複している記事同士を統合したり、ユーザからの需要がない記事を削除したりすることによってサイトとしての質が高くなり、Googleから頻繁にクロールされるようになります。
定期的にサイトを見直し、本当に必要な記事かを判断することが大切です。実際の重複記事統合の判断は難しいため、プロに依頼することがおすすめです。
SNSで拡散してアクセスを作る
TwitterやInstagramなどのSNSで記事を拡散してアクセスを作ることで、サイトの評価につながることがあります。
「ソーシャルシグナル」も検索エンジンからの評価基準のひとつであるため、SNSでのシェアも大切な施策です。
「クロール済 – インデックス未登録」「検出 – インデックス未登録」の違い
Google Search Consoleのカバレッジレポートでは、どのページがインデックスされているのかわかるようになっています。
インデックスがされていない場合は「クロール済 – インデックス未登録」または「検出 – インデックス未登録」と表示されますが、それぞれインデックスされていない理由が異なります。
Search Console ヘルプでの説明は以下のとおりです。
クロール済み – インデックス未登録: ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。
検出 – インデックス未登録: ページは Google により検出されましたが、まだクロールされていません。これは通常、Google が URL をクロールしようとしたものの、サイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。
Search Console ヘルプ
「クロール済 – インデックス未登録」と「検出 – インデックス未登録」の違いは、簡潔にまとめると「Googleに記事の内容を読まれたかどうか」にあります。
クロール | 原因 | インデックスされるためにできること | |
---|---|---|---|
クロール済 – インデックス未登録 | 済み | ページの内容まで精査された上でGoogleにインデックスの必要がないと判断された | 質の高いコンテンツになるよう記事のリライト |
検出 – インデックス未登録 | 未実施 | Googleに読んでもらえていない | 特になし 時間を置いてみる |
インデックスされるまでの時間は明確には示されていない
記事を公開してからインデックスされるまでの時間は、明確には示されていません。
ページの作成やインデックス登録のリクエストを最近行った場合: Google がページをインデックスに登録するまでに時間がかかることがあります。
サイトマップを送信するかインデックス登録リクエストを送信した後、少なくとも 1 週間ほど経ってから、問題があるかどうか判断してください。
ページやサイトの変更を行ったのが最近である場合は、1 週間ほど待ってから、改めて検索結果を確認してください。
Search Console ヘルプ
大切なのはインデックスされるまでの時間を知ることではなく、Googleに評価してもらえるように質の高いコンテンツを作成することです。
記事がインデックスされないなどのサイトのお困りごとはウェブココル株式会社へ
記事がインデックスされない場合はさまざまな原因が考えられますが、SEOに関する詳しい知識がないと対処が難しいことがあります。その際はSEO対策に特化したプロに依頼するのもひとつの方法です。
SEO対策会社のウェブココル株式会社では、実際にオウンドメディアを運営して得た「本当に効果のある施策」と「最先端のSEO知識」をご提供いたします。記事がインデックスされないなどのサイト集客に関するお困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。