#1 対象サイトの競合比較について

SEOコンサルタントの弓川です。本カテゴリ「ウェブココルのサイト診断」では、ウェブココルが行う最初の無料サイト診断(コンサルティング)の内容をお見せします。

#1は「対象サイトの競合比較」についてです。無料診断において「競合比較を行う背景」と「実際に比較する項目」について解説します。自社で実践する場合でも役に立つチェックリストにもなるかと思います。

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競合比較を行う背景・理由

SEOにおいては、自社が獲得したいキーワードにすでにランクインしているサイトを分析し、自社サイトとの差分を把握することが必要不可欠です。理由としては、下記の2つのものがあります。

  1. SEOにおいては検索上位が現在の最適解であるため
  2. 自身のサイトとの差分から必要な期間・ページ数や施策を判断するため

特に「1.SEOにおいては検索上位が現在の最適解であるため」については、SEOマーケティングの大きな特徴の1つ。Googleは常に最適な検索結果を出力しているという前提のもとに考えると、検索1位や2位のサイトは「対象キーワードに対しての最適解」ということ。

まずは、その最適解を言語化し分析することで、現在の診断サイトの現状を把握し、埋めなければいけない差分を案出しします。

競合比較において見る項目

ウェブココルのSEOサイト無料診断では、競合比較において下記の観点から競合との差異を洗い出します。

  1. 獲得キーワード
  2. index数
  3. DR(ドメインレーティング)
  4. 被リンクドメイン数
  5. ページ間のリンクビルディング
  6. コンテンツ評価(リッチ・E-E-A-T観点)

1.獲得キーワード

メインの対策キーワードを軸に、同ジャンルでバッティングする競合が獲得しているキーワードを洗い出します。

むやみやたらと洗い出すのではなく、そこから売上・収益に直結するキーワードのみを抽出。さらに、そのキーワードで上位表示を獲得する難易度を推測し、現実的にかかる期間の算定を行います。

2.index数

index(インデックス数)とは、Googleに登録されているページ数のことです。index数が多い=Googleで上位表示できるというわけではありませんが、ジャンルに応じて一定の相関性が見られます。

例えば「ブランド買取」というキーワードで上位表示を狙うとします。

  • サイトA:取り扱う品目すべてについての解説ページあり。計100ページ。
  • サイトB:取り扱う品目のまとめページのみ。計5ページ。

この場合、サイトAの方が感覚的にも「良いサイト」というのが分かるかと思います。このように、Googleが重要視する専門性をアピールするためには、必要な最低ページ数というものが存在します。

この傾向を図るため、競合サイトのindex数を調査したうえで、診断対象サイトに必要なページ数を算出します。

3.DR(ドメインレーティング)

DR(ドメインレーティング)とは、SEOの診断ツールAhrefsが独自に算出する「ドメイン自体の評価」のことです。(0〜100までの数値)主に被リンク(サイト自体に当たっているリンク)の質・量で決定される指標で、上位表示率に一定の相関があります。

DRが高いからといって上位表示ができる、逆に低いからといって上位表示が無理、といったことはでないのですが「サイト自体が育っているかどうかの指標」として用います。

例えば上位表示をしているサイトがDR50前後のサイトが多く、診断対象サイトのDRが20であった場合、DRを高めていくことが戦略の1つと決定することができます。

※再度にはなりますが、DRが高い=上位表示ではありません。DRを高めることを重視したコンサルがいたり、DRの数値をハックすることを推奨するコンサルがいるので注意してください

4.被リンクドメイン数

上記のDRを構成する要素の1つが、被リンクドメイン数です。被リンク(外部リンク)の単純数ではなく、そのバリエーションの豊富さを図ります。

SEOにおいては、1つのサイトから1000個のリンクよりも、1000個のサイトから1つずつのサイトのほうが被リンク効果が高い傾向にあります。

これらも競合の傾向を見ることで、どんなバリエーションで被リンクを獲得しているか、現実的に獲得可能な被リンク数はどれくらいかなどを分析し、戦略決定や期間の設定に用います。

5.ページ間のリンクビルディング

SEO無料診断では主に「主要ページ」に対しての内部リンクが十分に当たっているか、PageRankが高い(SEO評価が高い)ページからのリンクが十分につながっているかを見ます。

SEOにおける内部リンクは、被リンク(外部リンク)と同じくらい重要な施策の1つです。Googleはサイト内のページの繋がりをリンクによって判断しているため、この量・質が少ないとサイト全体としての評価が上がっていきません。

内部リンクについては非常にテクニカルで難易度の高い施策のため、プロの目線でないと十分か不足しているかというのは判断が難しい項目になります。ぜひ、無料診断の機会でチェックしてみてください。

6.コンテンツ評価(リッチ・E-E-A-T )

サイト内の重要なページにおいて、コンテンツの観点からSEOに最適化されているかを診断します。

Googleはサイト内に存在するさまざまなボキャブラリーやコンテンツの表現方法やユーザー行動によって、サイトのリッチさ(豊富さ)を見ています。

近年のSEOにおいてはコンテンツのクオリティは重要な指標です。SEO観点といいつつ、ユーザーに目を向けたコンテンツ作成が、結果的にSEOで優位になるという傾向にあります。

画像の枚数ひとつとっても、リッチさを測る指標です。例えば、不動産の情報サイトで競合サイトが1物件あたり10枚の画像にて説明していれば、当然自身のサイトでも10枚以上を使って説明したいといった形です。(一般的に物件情報の枚数は多い方がユーザーにとって嬉しい仕様のため)

また、E-E-A-TというGoogleが重要視する指標を適切にサイト内でアピールできているか、また、サイトとして高められているかという観点でも診断をします。(E-E-A-Tとは経験、専門性、権威性、信頼性の頭文字をとった言葉)

これらコンテンツ面での比較を競合サイトと行うことで、診断対象サイトの“伸びしろ”を分析し、どんなコンテンツを追加すればいいかなどを提案させていただきます。

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この記事を書いた人

チャレンジSEOは「あらゆる事業者の地客を最大化させる」をミッションに、独自のSEO攻略ノウハウを発信しているメディアです。編集部はウェブココルのSEOコンサルティングチームで構成されています。

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